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早期喉頭癌の放射線治療スケジュール関する論文がJournal of Radiation Research誌に掲載されました(著者:出倉 康裕、その他)

2023.11.21
  • 発表論文

Daily fraction dose-adjusted radiotherapy policy to avoid prolonging the overall treatment time for early glottic squamous cell carcinoma: a single-institutional retrospective study

受理日 2023年9月30日

Authors
Yasuhiro Dekura Koichi Yasuda Hideki Minatogawa Yusuke Uchinami Nayuta Tsushima 
Takayoshi Suzuki Satoshi Kano Takashi Mori Kentaro Nishioka  Keiji Kobashi Norio Katoh  ,
 
Akihiro Homma Hidefumi Aoyama 

雑誌名 Journal of Radiation Research
https://doi.org/10.1093/jrr/rrad080 PMID: 37952082

「早期声門部癌に対する放射線治療では治療期間中に休みを挟んでしまうと治療効果が落ちることが知られていますが、実際に総治療が延長してしまった時に取るべき方法については確立されていません。そのため当科では、以前より総治療期間が通常よりも特に1週間以上延長しそうな患者さんにおいては、治療の途中または最初から1回線量を2Gyから2.5Gyに増やして治療回数を減らすことで総治療期間を調整する工夫を行なってきました。本研究はこの工夫を用いたこれまでの治療成績をまとめたものであり、同手法を用いることで治療成績を保つことができる可能性を示しました。コロナ禍→ポストコロナの時代において、患者さんの治療が休止してしまう場面が増えてしまった中で今回の研究が臨床の一助になれば幸いですし、今後もこのような臨床の疑問や工夫を論文として形にしていければと考えています。」(出倉康裕)