早期肺癌に対する体幹部定位照射についての論文が JAMA Oncology誌に掲載されました(著者:白𡈽博樹、田口大志、その他)
2023.11.20
- 発表論文
Individualized Stereotactic Ablative Radiotherapy for Lung Tumors: The iSABR Phase 2 Nonrandomized Controlled Trial
Authors
雑誌名 JAMA Oncology
JAMA Oncol. 2023; 9(11):1525-1534. 10.1001/jamaoncol.2023.3495 PMID: 37707820
「本研究は、肺がんの腫瘍サイズ、部位、病理学的分類に沿って個別化した6通りの線量/分割回数/日数を用いた体幹部定位放射線治療に関するスタンフォード大学との国際多施設共同第II相試験です。
217例が登録され、平均生存期間は50月(95%信頼限界: 49-82月)、実測5年局所非再発率は、腫瘍サイズ/部位/病理で異なり、83%から93%に分布していました。極中枢性腫瘍ではグレード3~5度の有害反応発生率は33.3%(3/9)で、さらに安全な線量/分割回数/日数を見出す必要がありますが、それ以外では3%(7/208)で、腫瘍サイズ、部位、病理学的分類に沿って個別化した線量/分割回数/日数を用いることが求められることが明らかになりました。」(田口大志)