上咽頭癌放射線治療の標的輪郭描出：CSTRO、CACA、CSCO、HNCIG、ESTRO及びASTROガイドラインのPolicy ReviewがLancet Oncologyに掲載されました。（著者：Tang LL、Yasuda K、他）

Primary target volume delineation for radiotherapy in nasopharyngeal carcinoma: CSTRO, CACA, CSCO, HNCIG,ESTRO, and ASTRO guidelines and contouring atlas.

Target volume delineation of the neck for radiotherapy in nasopharyngeal carcinoma: CSTRO, CACA, CSCO, HNCIG,ESTRO, and ASTRO guidelines and contouring atlas.

https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(25)00326-2/fulltext?rss=yes　　

https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(25)00327-4/fulltext

上咽頭癌に対する放射線治療の標的輪郭描出に関する国際ガイドラインの最新版となります。私は日本頭頸部癌学会の頭頸部癌診療ガイドライン作成委員として上咽頭癌を担当している立場から、JASTROを通じて本ガイドライン作成のプロジェクトに参画しました。今回の改訂では、従来よりもタイトなマージン設定や、導入化学療法施行後における輪郭描出への具体的な言及が新たに盛り込まれています。これにより、日常臨床における輪郭描出のばらつきを低減し、放射線治療の標準化に寄与することが期待されます。（安田耕一）