前立腺がんに対する強度変調放射線治療計画についての論文がJournal of Applied Clinical Medical Physics誌に掲載されました(著者:齊藤祐輝、鈴木 隆介、その他)
2024.01.18
- 発表論文
A new predictive parameter for dose-volume metrics inintensity-modulated radiation therapy planning for prostatecancer: Initial phantom study
受理日 2023年11月23日
Authors
Yuki Saito, Ryusuke Suzuki, Naoki Miyamoto, Kenneth Lee Sutherland, Takahiro Kanehira,
Masaya Tamura, Takashi Mori, Kentaro Nishioka, Takayuki Hashimoto, Hidefumi Aoyama
雑誌名 Journal of Applied Clinical Medical Physics
https://doi.org/10.1002/acm2.14250
本論文では、患者の幾何学情報から直腸などのリスク臓器 (organ at risk; OAR)の線量を予測する新たなパラメータを提案し、そのパラメータの評価を前立腺ファントムを用いて行いました。提案したパラメータはOARに対して処方線量のおおよそ半分以下の線量が照射される領域を予測する際に、大きなメリットがあることが明らかとなりました。治療計画の作成前に、本論文で提案したパラメータを用いて、OARの線量を予測することで、高品質な治療計画を効率的に作成できることが期待されます。本研究の成果により、高品質な放射線治療をより多くの患者さんに提供できることを願っております。(齊藤祐輝)