神経膠芽腫に対する放射線治療の最適化についての論文がJapanese Journal of Radiology誌に掲載されました(著者:西岡健太郎、その他)
2023.04.19
- 発表論文
The need of radiotherapy optimization for glioblastomas considering immune responses
受理日 2023.4.10
Authors
Kentaro Nishioka1 · Shuhei Takahashi1 · Takashi Mori1 · Yusuke Uchinami1 · Shigeru Yamaguchi2 ·
Manabu Kinoshita3 · Masaaki Yamashina4 · Hajime Higaki1 · Katsuya Maebayashi5 · Hidefumi Aoyama
雑誌名 Japanese Journal of Radiology
https://doi.org/10.1007/s11604-023-01434-x
コメント
神経膠芽腫は非常に難治性の腫瘍で、様々な治療が試みられていますが治療成績の大幅な向上は得られていません。放射線治療は腫瘍細胞を殺傷する働きがあり神経膠芽腫の治療に用いられますが、元来体に備わっている免疫機能も腫瘍を攻撃する働きがあり、放射線治療は免疫機能を強めも弱めもすることが近年分かってきました。本論文は放射線治療が免疫機能に与える影響の報告をまとめ、より良い治療を考える手がかりを探ったものです。本論文によって新たな治療法発見に繋がれば、それに勝る喜びはありません。