体幹部診断

現在北大病院の診断用MRI装置は1.5テスラ超伝導磁場装置が4台、3テスラ装置が一台稼動しています。3テスラ装置(図1)は国内で先駆けてマルチトランスミット法という画質改善法を体幹部にも採用し、高分解能画質を提供しています。装置により画質や可能な撮像方法に違いがみられ、症例や撮像部位により使い分けを行っています。

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図1

代表的な臨床研究例を臓器別に紹介します。

 

体幹部領域

心臓MRI;特に重症三枝病変における診断能の高い高分解能画像による負荷Perffusion MRI検査で、虚血の評価(図2)を行っています。遅延造影MRIで、心筋バイアビリティ評価(図3)および各種心筋症の鑑別診断を行っています。また、造影剤を使用しなくても心筋梗塞と正常心筋の局所の収縮能を評価できるストレインイメージングや冠動脈の非造影MR angiography(図4)も行っています。


図2


図3


図4

乳腺MRI;3テスラ装置を用い造影ダイナミック撮像による腫瘍の血流評価と高分解能撮像による腫瘍形態の詳細な評価を行い、術前の癌の広がりを診断しています。視覚的に乳癌の部位や広がりを認識しやすいよう、3D画像を作成し、診療に役立てています(図11)。また、術前の化学療法やホルモン療法に対する治療効果判定を行っています。

骨盤MRI:日常臨床において、子宮筋腫(図5)や子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣腫瘍などの種々の婦人科病変に対して幅広い診断を行っています。また、子宮体癌、子宮頸癌、卵巣癌など婦人科癌の進展度評価や治療効果判定、再発の診断などを行うなかで、最新の撮像技術や高精細な画像を用いて、微小病変の検出や詳細な進展度評価などを行い、診療に役立てています。産科領域においても胎児奇形や胎盤の評価などを行っています(図6)。


図5


図6

その他、体幹部領域一般や関節のCT.MRI臨床研究も日常的に行っています。

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