前立腺癌放射線治療

北海道大学で前立腺癌の治療を受けられる方の約半数は放射線治療となり、手術と併せ治療法の有力な選択肢の一つとなってきております。私たち北海道大学病院放射線治療部門では、世界初の動体追跡放射線治療(別項をご参照下さい)、強度変調放射線治療(IMRT)などの技術を駆使し、可能な限り副作用が少なく、最大限の治療効果を得られる放射線治療を追求し、常に世界の最先端を目指した治療を行っております。

前立腺は前側に膀胱、後ろ側に直腸、そして中心部には尿道、副作用が症状として比較的現れやすい臓器に囲まれています。これらはその日その日によって大きさや位置が変動しやすい要素も併せ持っています。私たちはこれら動きの要素について世界的に早い時期から着目し多くの研究成果を世界に向けて発表して参りました。確実に前立腺へ放射線を照射し、前立腺以外の副作用、後遺症の原因となる臓器にはできる限り放射線が当たらないようにするための研究、技術の蓄積を元に、患者さんお一人お一人に対して最適な治療を考え、お勧めいたしております。

病状により最適な放射線治療の内容は異なりますが、一例として、外来後、2,3日の入院を予約していただき、検査等が修了し退院後、外来にて週4回、一回30分程度、6-7週間の放射線治療を行います。

実際に治療が始まりますと、毎日の治療に際して特別な準備は必要なく、また通院での照射に要する時間の前後は通常の日常生活を送って頂いてかまいません。体調さえ差し支えなければお仕事や、御趣味(過度な運動はお勧めしません)も普段通り行うことが可能です。

なお、実際の照射に関してのご相談は泌尿器科の先生よりの病状に関するお手紙、資料、検査結果等を必ずご持参の上、外来を予約受診してください。病気に関する内容はお一人お一人で異なっております。私たち放射線治療医はご持参頂いた資料を基に放射線治療がお勧めできる治療か否か個別に判断を致しております。外来は治療を前提としたご説明および準備、治療のスケジュール等の予約などに多くの時間が必要となっております。受診の際は恐れ入りますがお時間に余裕を持って頂きたくお願いいたします。

また、当科外来では実際に治療を受ける方へのご説明・治療を受けた方の10年にわたる経過観察にて予約が混雑しておりますため、治療に関する一般的なお話しをすることは時間的に難しくなってきております。治療法選択前のご相談などはセカンドオピニオン外来の受診については、当院ホームページをご覧ください。

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