聴神経腫瘍脳定位照射

聴神経にできる腫瘍の多くは聴神経鞘腫で、良性腫瘍ですので、できるだけ副作用の少ない治療をするべきです。聴神経腫瘍は放射線治療によい反応を示し、少ない線量でも大きくなるのを防ぐことが可能です。定位放射線治療という方法を用いることで、周囲への無駄な放射線治療も減らせることが可能で、我々はすでに1990年から導入してきました。

とくに、聴力をできるだけ温存したい場合には、1回あたりの放射線治療の量を減らし、25回(6週間程度)に分けて照射する「定位分割放射線治療」を行なっております。1回大量照射や3−4回の少照射に比べて、より良好な聴力・顔面神経機能・三叉神経機能が保たれることが理論的に予測され、100例を越す実際の治療成績も十分その予測に合致しております。6週間という期間は長いのですが、外来でも治療が十分可能です。また、治療終了後も、聴力をできるだけ温存するための検査や治療を、当院耳鼻科がきめこまかに対応してくれております。

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